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bPSって何?

BPSの意味を3つのポイントで解説! ①正式名称はBook-value Per Share(1株当たり純資産)で、読み方はビーピーエス。 株主が保有している1株に対して、企業が抱える純資産額を示す指標です。 純資産は他人に返す義務のないお金であることから、数値が高いほど財務状況が安定していることを表します。 ②純資産は仮に会社が解散や清算したときに株主に残るお金で、「解散価値」とも呼ばれています。 株価(例として900円とします)が「1株当たりの解散価値」であるBPS(同1000円)を下回る場合は、900円で株式を購入した後に会社を解散させて1000円を受け取る方がお得なため、株価はBPSを下回りにくい傾向があります。 ③純資産を発行済み株式総数で割って求めます。

bPSの計算式ってなに?

BPSの計算式 BPS= 純資産 ÷発行済株式総数 純資産は、いわゆる株主が出資したお金です。 会社が解散する際には、保有株数に応じて株主に分配されます。 つまり、BPSは 会社が解散する際に、株主が受け取る金額 を表しているのです。 そのため、BPSは「解散価値」とも言われます。 株価が割安かどうか を調べるときに使います。 株価と比べてBPSのほうが大きければ割安、BPSのほうが小さければ割高です。 例えば、上の表のように株価1,000円のA社とB社があるとしましょう。 株価は同じですが、A社のほうがBPSよりも安い株価が付いています。 要するに、 株主の資産1,000円に500円の値札が付いている状態 です。 この場合は「割安」と判断します。

bPSを増やすにはどうしたらいいの?

ところでBPSを増やすには2つの方法があります。 1つは純資産を増加させること です。 事業で利益を出し、税金や投資家への還元を引いた分は会社に残り、その分、純資産が増えることになります。 したがって大きく利益を出す会社ほど純資産が増えやすいと言えます。 ただし、投資家への還元をしないで利益を会社に貯め込んでいると、自己資本が膨れ上がります。 もちろん、それを活用して更なる利益を出していくようになれば良いのですが、利益額が変わらない場合は、投資家が重要な指標とみなしている ROE(自己資本利益率) が低下します。 従来、日本企業は将来何かあったときの為に利益を蓄えておく傾向がありましたが、近年はROEが重視されており、しっかりとした株主還元が求められるようになってきています。

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